はじめに 記事をお届けするに当たり、昨夏、関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号と、続く21号の記録的な豪雨で、千葉や栃木、福島など5県の34河川で浸水被害や土砂災害により亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、このたび我が国の世界遺産である沖縄のシンボル首里城の正殿等主要部分の全焼被害が発生。やりきれぬ国民的ショックも癒えぬ中、重ねて2019年12月4日、アフガニスタン東部で長年医療と共に当地に用水路を完成させた国民的英雄、中村哲医師の暗殺事件が続きました。余りにも大き過ぎる一連の悲報に暮れた昨今です。今私達は世界平和の為に何が出来るか…?中村氏が遺した後姿から一人ひとりが何かを学び取り、その実践こそが目指した真の世界樹に繋がるものと思います。謹んで哀悼の意を捧げつつ。合掌
全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校
3月2日から春休みまで、休校を要請。
令和2年2月27日
令和2年2月27日新型コロナウイルス感染症対策本部(第15回)発言する安倍総理
令和2年2月27日、安倍総理は、総理大臣官邸で第15回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。
会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「一昨日、決定した対策の基本方針でお示ししたとおり、感染の流行を早期に終息させるためには、患者クラスターが次のクラスターを生み出すことを防止することが極めて重要であり、徹底した対策を講じるべきと考えております。
北海道では、明日から道内全ての公立小・中学校が休校に、また、千葉県市川市でも、市内全ての公立学校が休校に入ります。このように、各地域において、子どもたちへの感染拡大を防止する努力がなされていますが、ここ1、2週間が極めて重要な時期であります。
このため、政府といたしましては、何よりも、子どもたちの健康・安全を第一に考え、多くの子どもたちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスクにあらかじめ備える観点から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請します。
なお、入試や卒業式などを終えていない学校もあろうかと思いますので、これらを実施する場合には、感染防止のための措置を講じたり、必要最小限の人数に限って開催したりするなど、万全の対応をとっていただくよう、お願いします。
また、行政機関や民間企業等におかれては、引き続き、休みが取りやすくなる環境を整えていただくとともに、子どもを持つ保護者の方々への配慮をお願いします。こうした措置に伴って生じる様々な課題に対しては、政府として責任をもって対応してまいります。
さらに、スポーツジム等特定の場所において感染の拡大がみられる事例もあったことから、こうした場所等における感染リスクを下げるためには、どのような対応が必要なのか、専門家の意見も聞きながら、至急、対策を取りまとめてください。
最後に、今後、新型コロナウイルス感染症の国内における更なる感染拡大も懸念されます。そのため、既存の各種対策の実効性を更に高めるとともに、感染拡大を抑制し、国民生活や経済に及ぼす影響が最小となるようにするため、必要となる法案について、早急に準備してください。」
奄美大島の至宝と言えば「子供たち」宇検村の小学生。(左)小学校での作品発表会
(右)小学校の校庭に造られた田んぼでお百姓さんと先生と元気に田植えをする生徒たち
山形県産お米と言えば「つや姫」小学校がお休みの日には、いつも川辺町の棚田でお手伝い
新型コロナウイルス感染症への対応について議論
令和2年2月26日
令和2年2月26日新型コロナウイルス感染症対策本部(第14回)発言する安倍総理
(安倍総理の左側は、加藤厚生労働相。右側は菅官房長官)
令和2年2月26日、安倍総理は、総理大臣官邸で第14回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。
会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。
総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「今が正に、感染の流行を早期に終息させるために、極めて重要な時期である。こうした考え方の下、昨日、政府として、対策の基本方針を決定しました。その中で、イベント等の開催について、現時点で全国一律の自粛要請を行うものではないものの、地域や企業に対し、感染拡大防止の観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討するよう要請したところです。
その上で、政府といたしましては、この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、また、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします。感染拡大の防止に万全を期すため、引き続き、今後の感染拡大の動向を注視しながら、万全の対応を行ってまいります。
また、水際対策については、国内への感染者の急激な流入を防止する観点から、現行の入国制限、渡航中止勧告等は、引き続き実施することとしております。昨日、韓国における新型コロナウイルス感染者の急増等の状況を踏まえ、韓国の大邱(テグ)広域市及び慶尚北道清道(チョンド)郡に対して、感染症危険情報レベル2を発出し、これらの地域に対する不要不急の渡航を自粛するよう呼び掛けております。
韓国政府も、同地域を感染症特別管理地域に指定し、感染症危機情報を最高段階に引き上げています。そこで、現地における各種状況を踏まえ、当分の間、入国の申請日前14日以内に韓国の大邱広域市及び慶尚北道清道郡に滞在歴のある外国人については、特段の事情がない限り、入管法に基づき、入国拒否の措置を講ずることといたします。今後手続きを進め、明日2月27日午前0時から効力を発生させるものとします。
各位にあっては、引き続き、基本方針を踏まえ、地方自治体、医療関係者、事業者、そして国民の皆様と一丸となって、新型コロナウイルス感染症対策を更に進めていくよう、お願いいたします。」
イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ
令和2年2月26日(安倍総理)
政府といたしましては、この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします。
2月26日現在の状況及び厚生労働省の対応についてお知らせします。
1.国内の状況について
2月26日12:00現在、147例の患者、17例の無症状病原体保有者が確認されている。
【内訳】
・患者147例(国内事例136例、チャーター便帰国者事例11例)
・無症状病原体保有者17例(国内事例13例、チャーター便帰国者事例4例)
うち日本国籍129名、調査中19名である。
※1 うち日本国籍114名
※2 付添1名を含む。
なお、国内事例のPCR検査実施人数は、疑似症報告制度の枠組みの中で報告が上がった数を計上しており、各自治体で行った全ての検査結果を反映しているものではない(退院時の確認検査や、疑似症報告に該当しない検査などは含まれていない)。
1.国内事例(2.チャーター便帰国者を除く) 【※詳細は別添1参照】
・患者136例、無症状病原体保有者13例
・2月25日18時時点までに疑似症サーベイランスおよび積極的疫学調査に基づき、計1,061件の検査を実施。そのうち147例が陽性。818例が陰性、96例が結果待ち。
・上記患者のうち入院中または入院予定113名、退院22名、死亡1名。
・無症状病原体保有者13名は入院中または入院予定12名、退院1名。
2.チャーター便帰国者に係る発生状況 (水際対策で確認された事例:武漢市からのチャーター便帰国者)【※詳細は別添2参照】
・患者11例、無症状病原体保有者4例
・患者のうち入院中5名、退院6名。
・無症状病原体保有者4名のうち、入院中1名、退院3名。
2.クルーズ船での発生状況について
・2月3日に横浜港に到着したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、延べ3,894名について、新型コロナウイルスに関する検査を実施したところ、陽性が確認されたのは691名(うち無症状病原体保有者延べ380名)。
(※)なお、本件については、WHOの各国の発生状況の報告において、日本国内の発生件数とは別個(その他)の件数として取り扱われています。
・船内支援として医師、看護師、薬剤師を船内に派遣し、医薬品等の配布し
・相談対応を行っています。
3.国民の皆様へのメッセージ
今後とも中国等の発生状況を注視し、各関係機関と密に連携しながら、迅速で正確な情報提供に努めてまいります。国民の皆様におかれましては、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
厚生労働省のこれまでの対応については、別添3をご参照ください。
◆国民の皆様へのメッセージ
○国民の皆様におかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
○次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。 (解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合 センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
なお、 現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、 インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、 かかりつけ医等に御相談ください。
【相談後、医療機関にかかるときのお願い】
〇帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診してください。複数の医療機関を受診することはお控えください。
〇医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、 手洗いや 咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる) の 徹底 をお願いします。
4.国外の発生状況について ・海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、2月25日9:00現在、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下のとおり。
国・地域 感染者数 死亡者数
中国※ 78,064名 2,715名
香港 85名 2名
マカオ 10名 0名
台湾 31名 1名
タイ 37名 0名
韓国 1,146名 11名
米国 57名 0名
ベトナム 16名 0名
シンガポール 91名 0名
フランス 14名 1名
オーストラリア 22名 0名
マレーシア 22名 0名
ネパール 1名 0名
カナダ 11名 0名
カンボジア 1名 0名
スリランカ 1名 0名
ドイツ 18名 0名
アラブ首長国連邦 13名 0名
フィンランド 1名 0名
イタリア 322名 11名
インド 3名 0名
フィリピン 3名 1名
英国 13名 0名
ロシア 2名 0名
スウェーデン 1名 0名
スペイン 2名 0名
ベルギー 6名 0名
エジプト 1名 0名
イラン 96名 16名
イスラエル 2名 0名
レバノン 1名 0名
クウェート 11名 0名
バーレーン 23名 0名
オマーン 4名 0名
アフガニスタン 1名 0名
イラク 1名 0名
アルジェリア 1名 0名
オーストリア 2名 0名
スイス 1名 0名
クロアチア 1名 0名
※ 中国:2/13より診断基準変更(湖北省においては、臨床診断病例が追加)
新型コロナウイルス感染症対策の基本方針
1.現在の状況と基本方針の趣旨
新型コロナウイルス感染症については、これまで水際での対策を講じてきているが、ここに来て国内の複数地域で、感染経路が明らかではない患者が散発的に発生しており、一部地域には小規模患者クラスター(集団)が把握されている状態になった。
しかし、現時点では、まだ大規模な感染拡大が認められている地域があるわけではない。感染の流行を早期に終息させるためには、クラスター(集団)が次のクラスター(集団)を生み出すことを防止することが極めて重要であり、徹底した対策を講じていくべきである。
また、こうした感染拡大防止策により、患者の増加のスピードを可能な限り抑制することは、今後の国内での流行を抑える上で、重要な意味を持つ。
あわせて、この時期は、今後、国内で患者数が大幅に増えた時に備え、重症者対策を中心とした医療提供体制等の必要な体制を整える準備期間にも当たる。
このような新型コロナウイルスをめぐる現在の状況を的確に把握し、国や地方自治体、医療関係者、事業者、2そして国民が一丸となって、新型コロナウイルス感染症対策を更に進めていくため、現在講じている対策と、今後の状況の進展を見据えて講じていくべき対策を現時点で整理し、基本方針として総合的にお示ししていくものである。
まさに今が、今後の国内での健康被害を最小限に抑える上で、極めて重要な時期である。国民の皆様に対しては、2.で示す新型コロナウイルス感染症の特徴を踏まえ、感染の不安から適切な相談をせずに医療機関を受診することや感染しやすい環境に行くことを避けていただくようお願いする。
また、手洗い、咳エチケット等を徹底し、風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず、外出される場合にはマスクを着用していただくよう、お願いする。
国民の皆様のご協力をお願いいたします。
鎹八咫烏記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
内閣府 〒100-0014 東京都千代田区永田町1丁目6−1 時間 電話: 03-5253-2111
厚生労働省 〒100-8916 東京都千代田区霞が関1丁目2−2 電話: 03-5253-1111
※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。
早速、読者からのご意見が届きました関心の高さがうかがえます!一日も早い解決を・・・
『読者の声』
様々な展示会、イベント、会合が中止となっています。
中国インバウンドの1~3月の日本の減収は4300億円が見込まれるほど大きく、建材・部材の調達や中国向け輸出も滞っています。
また、子供たちの晴れの卒園式は証状を渡すだけの簡素なものになる予定です。
なにより父兄が悲しんでいます。
今後も終息の目処が立たない状況にあり、かってない大きな国難ですね。
一日も早い終息を祈るばかりです。
『読者の声』
新型コロナウイルスの影響は、各地のクルーズ船の入港に大きな影響を与えています。キャンセルが5月まで、数回あったところもあり。地方創生やインバウンドにとって由々しき事態となってきております。
それでも地方は歯を食いしばり・・・最善の防止策に努力中です。
『読者の声』
新型コロナウイルスの記事拝読させていただきました。
感染により苦しむ方が一人でも少なくなることを祈っております。
国難ともいうべき状況と思慮しております。皆様のご健康をお祈り申し上げます。
『読者の声』
掲載記事拝見させていただきました。
この度の新型コロナウイルス感染拡大について各地への訪問自粛、イベントの中止や延期また昨日の休校の要請もあり想像を上回る事態となっています。
一刻も早く終息し、世界各国また日本各地へ安全に観光できるようになればと思います。
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