ZIPANG-4 TOKIO 2020 春爛漫!桜巡礼 香川~小豆島~淡路島へ

弘法大師 空海の生誕地 香川県善通寺市「善通寺 五重塔」国指定重要文化財

1950年代の代表建築の一つ、香川県庁東館は、父親の故郷『四国』における丹下健三氏の設計であり、ファサードは、日本の伝統建築を彷彿とさせる・・・
彼の尊敬した建築家ル・コルビジェの提唱する近代建築の五原則(ピロティ、屋上庭園、自由な平面、水平連続窓、自由なファサード…)によるものであった。

春夏秋冬、見守り続けておられる白峯寺の「弘法大師 空海」像

<祈願>新コロナウイルス絶滅・退散!



昨年は、皇室の御代替わりで年号も平成から令和元年へと引き継がれました。

我が国は、東日本大震災を始めとする災害続きで七転八起の平成時代でした。
しかし、多くの犠牲者を出し、課題は山積みでも、令和年号には明るい光を求めて歩み出したばかりです。

そこへ今、日本ばかりか予想だにしない世界的な規模で新型コロナ肺炎パンデミックが各国で拡散し猛威を奮っております。

未だ目に見えない相手に特効薬も、終息期の予想も付かない状況下で、ある日突然、自分が加害者或いは、被害者となるかも知れないのです。

密集、密閉、密接 の "三密 " と、自己中心の行動がコロナ菌の喜ぶ条件と申します。ならば 、今、私達に出来ることはただ一つ。それとは反対行動をとれば良いだけの話ですね。

当面は一人一人がその "三密 " を守りましょう。皆が心を合わせれば、コロナ菌は行き場を見失うのです。

どうか、世界各国が足並みを揃え、協力しあって一日も早く平和な日々が訪れますように。

  


香川県大崎の鼻展望所の桜を愛でながら
弘法大師 空海 縁の五色台を望む


五色台は,香川県特有の地形であるメサ(卓状台地)とよばれる台形状の山地です。卓上台地は山頂が平らに広がった台地のことで、五色台のほかにも、高松市の屋島が有名です。

五色台は東西約6km、南北約10kmの広さがあり、展望スポットも広い範囲に点在しています。

五色台は、弘法大師が開いた「真言密教」の五大色の名前が付いた5つの峰(青峰、黄峰、赤峰、白峰、黒峰)で構成されており、四国八十八箇所霊場の國分寺(こくぶんじ)、
白峯寺(しろみねじ)、根香寺(ねごろじ)、があり、古くから信仰の地でもあります。

五色台の西側を占めている白峰には、保元の乱に敗れ、讃岐の地に流された崇徳上皇が悲運の生涯を閉じ、荼毘に付されたところであり、今もなお、上皇ゆかりの白峰御陵や崇徳上皇にまつわる逸話が数多く残されています。

五色台 大崎の鼻展望所から望む


春には桜や野鳥のさえずりとともにツツジが咲き乱れ、初夏には野草の群生、秋の紅葉の美しさはまた素晴しい景色を堪能できます。


霊峰五色台三霊場参りのご案内


お大師さま(弘法大師・空海)の霊跡を巡る四国遍路の巡礼路は約1200キロにも及ぶ壮大な道のりで、最初から1200キロを旅するということは大変です。

そこで、四国で最も交通に便利な高松で、お遍路の醍醐味を気軽に一日で体験していただくことができる「霊峰五色台三霊場参り」をご案内いたします。

この三霊場参りのお遍路は、古刹の魅力と自然的景観に恵まれ、お遍路のエッセンスと醍醐味を徒歩で1日、車で半日という短い時間で実際に体感することができます。 短時間で用途に応じた本格的な遍路を体感出来ますので、これから四国遍路を考えている方、訪日外国人の遍路体験として最適です。

そしてこれを機に四国一周のお遍路をはじめるきっかけになれば幸いです。


霊峰五色台三霊場参り納経帳


①霊峰五色台三霊場参り専用の納経台紙を授与いたします。
※専用の納経台紙は100円で80番國分寺、81番白峯寺、82番根香寺のどこでも授与いたします。
※納経台紙には四国八十八ヶ所霊場の御朱印(納経印)以外は行いません。

②霊峰五色台三霊場参りガイドマップを授与いたします。
※ガイドマップは無料です。

③専用の納経台紙で全てお参りし終えると記念の特製缶バッジを授与いたします。
※缶バッジは80番國分寺、81番白峯寺、82番根香寺のどこでも授与いたします。
※缶バッジは専用の納経台紙に三ヶ寺の納経を行った方のみに授与いたします。

讃岐 國分寺(さぬき こくぶんじ)

「天下の諸国に七重の塔を建立し、金光明最勝王経と妙法蓮華経を書写させよ。 この寺は“国の華”であるから、必ず良い場所を選んで建立し、末永く尊びなさい。」聖武天皇 天平十三(741)年二月十四日「国分寺建立の詔」出典『続日本記』『類聚三代格』

讃岐 國分寺は聖武天皇の勅願により、国家の平和と国民の幸福を願って、全国に建立された国分寺のひとつです。律令体制の崩壊に伴い衰退しますが、鎌倉時代に復興され、中世以降は四国八十八ヶ所霊場の札所として、絶やすこと無く法灯を今日まで伝え続けています。現在は京都・御室仁和寺を本山とする古義真言宗御室派に属します。

白峯寺(しろみねじ)

白峯寺 しだれ桜 エレガントなしだれ桜にきっと、弁天様もお喜びです.

白峯寺は白峰山上に所在する真言宗寺院で、四国八十八ヶ所霊場の札所となっています。近世には高松藩の庇護を受けて伽藍が整備され、江戸前期から後期に建立された本堂や大師堂などが建ち並び、札所の境内の中核をなしています。

また頓證寺殿は、讃岐に流された崇徳上皇を祀る建物で、延宝8年(1680)の建立になり、拝殿の後方に崇徳上皇殿、本地堂、白峯権現堂を配し、各々と拝殿を渡り廊下で接続する特異な形態を持っています。

白峯寺は、山上の四国霊場札所としての堂舎と、崇徳上皇を祀る頓證寺殿などが混在する類い希な伽藍を形成しており、四国霊場の隆盛と上皇崇敬の様相をよく示しています。またこれらの建物は高松藩によって整えられ、形式や細部意匠に顕著な地方的な特色と高い技量が認められるところです。

根香寺(ねごろじ)

四国霊場八十八ヶ所・第82番札所。巡行中の弘法大師が、この地を訪れて五色台の中の主峰、青峰五大明王を祀り花蔵院と称しました。
また、智証大師が香木で千手観音像を刻んで千手院を創建し、この二院を総称して根香寺と号したと伝えられています。


五色台とその麓に位置する3つの霊場寺院は多数の歴史的文化財を有し、お寺を繋ぐ遍路道は昔の様子を現代に伝える大変貴重な景観を保つことから、国の史跡にも指定され、「歴史の道百選」にも選ばれています。


この五色台は四季折々の豊富な自然に恵まれ、風光明媚なところとしても知られており、季節ごとに異なった美しい景色を見せてくれることでしょう。 この機会に、霊峰「五色台」を訪れ、歴史と自然の中に身を投じて、日常から離れた特別な一日を体感してください。


その他ご不明な点がありましたら下記までお問い合わせください。
お問合せ先

80番國分寺 TEL:087-874-0033
81番白峯寺 TEL:0877-47-0305
82番根香寺 TEL:087-881-3329 



いよいよ、映画「24の瞳」の舞台となった小豆島です。
主演は高峰秀子さんでした。勿論、ご存知でしょ⁉高峰秀子さん…ええ知らない?
浦島太郎になった気分です。

どんな「さくら」が観れるのかな~
そうそう、その前に小豆島と言えばオリーブですか・・・まず、オリーブの花を見てみましょう!

可愛らしい花ですね~読者から「私みたい」の声が聞こえてきそうです・・・


瀬戸内海国立公園の中心地
「小豆島 寒霞渓(かんかけい)」の桜

わぁ~まるで印象派の画家たちのパレットを見ているような・・・「寒霞渓」山桜 ロープウエイからの撮影です。

四季それぞれに織りなす豊かな大自然に恵まれた瀬戸内海国立公園の中心地、小豆島(しょうどしま)。そのほぼ中央に位置する寒霞渓(かんかけい)は島の最高峰星ヶ城(ほしがじょう)山と四方指(しほうざし)の間にある渓谷です。

それなら、秋も観たいんですけど~

絶景かな~これが天然の色なんですね~日本で唯一、糸作りから染め、織りまで行う山形緞通を敷き詰めたようです。


寒霞渓は、約1300万年前の火山活動によってできた安山岩(あんざんがん)層や火山角礫岩(かざんかくれきがん)層などの岩塊が長い年月の地殻変動や風化と侵食によって多種多様の奇岩と崖地が絶景を創りあげました。

この特異な地形からなる渓谷は日本三大渓谷美のひとつとして賞され小豆島が世界に誇る景勝地となっています。

奇岩の渓谷美として知られる寒霞渓は日本書紀にも記述がある景勝地で、元々は鉤懸山(かぎかけやま)、神懸山(かみかけやま)などと呼ばれていましたが明治11年(1878年)に儒学者の藤澤南岳(ふじさわなんがく)により寒霞渓と命名されました。


その後、多くの地元の方々の尽力により景勝が守り継がれていくなかで、その高い観賞上の価値が認められ大正12年(1923年)に国の名勝に指定、昭和9年(1934年)に日本で最初の国立公園(瀬戸内海国立公園)の代表的な景勝地として指定されたのでした。 


寒霞渓には表12景、裏8景、小豆島最高峰の星ヶ城への登山道があります。 片道約1時間かけて歩く登山道からは、長い年月によって創りだした奇岩怪石の表情や自生した植物を間近で観察することができます。 体力に合わせて上りはロープウェイ、下りはハイキングというコースもおススメ。(逆コースでもO.K) 地上からと空中からと寒霞渓を完全制覇!

これぞ、自然を満喫しながらのんびり過ごすスローな島旅プランです。


小豆島見どころはいっぱいありますが、日が暮れないうちに本号の最後の目的地「淡路島」にわたりたいので、機会があればまた、ご案内いたします。



淡路島について

伊弉諾尊(いざなぎ)・伊弉冊尊(いざなみ)の二神

国生み神話

古事記、日本書紀によると、伊弉諾尊(いざなぎ)・伊弉冊尊(いざなみ)の二神が天上の「天の浮橋」に立って、「天のぬ矛」をもって青海原をかきまわし、その矛を引き上げたときに、矛の先から滴り落ちる潮(しお)が凝(こ)り固まって一つの島となった。

これが「おのころ島」で、二神は、その島に降りて、夫婦の契りを結んで国生みをされた。

はじめに造られたのが淡路島でつぎつぎと大八洲(おおやしま)の国々(日本列島)をつくられたとある。

この神話は、もとは、淡路の海人族(あまぞく)が伝えた「島生み神話」であったといわれている。それが、大和朝廷の起源を語る『古事記』や『日本書紀』に取り入れられ、その冒頭にすえられるようになったのは、大和朝廷が淡路に屯倉(みやけ)をおいて、淡路島を直接の支配下におき、さらに御饌都国(みけつくに)と呼んで食料貢献の特別な地としたことに関係すると言われています。

このようなことから、淡路の海人が朝廷に出仕するようになり、淡路の神話が宮廷に伝えられて、古事記や日本書紀の編纂の時期(奈良時代)に壮大な「国生み神話」となって語られたのであろうといわれています。


葦原国(あしはらのくに)

古事記、日本書紀によると、天(あめ)と地(つち)がひらけるはじめは、国土が浮き漂い遊魚が水の上に浮かぶようであった。その中から葦芽(あしかび)のようなものが生じて神となり、国常立尊(くにのとこたちのみこと)ともうしました。・・・・・

以下、伊弉諾尊・伊弉冊尊までを神代七代(かみよななよ)と称します。 このようなことから、葦原国は、古代伝承にもとづく日本国の別の呼名とされています。海辺に葦が繁っていて、その中に五穀豊穣の沃土があるというのであります。

「葦原国」榎列下幡多おのころ島神社周辺のくにうみ伝説ゆかりの地。


現在、おのころ島神社の西方約500mにある葦原国のまわりには、葦が茂っていたといわれ、中には「千速(ちはや)振る神代の昔あしはらを ひらきそめにし国常跡」の歌碑が建てられています。

続きは、最後に添付のリンク記事をご覧ください・・・


淡路島の桜についてご案内いたします。


県立淡路島公園


明石海峡を望む丘陵地に位置する、約 71.7haという広大な都市公園。
淡路ハイウェイオアシスに連結するハイウェイオアシスゾーン、森林浴を楽しめる森のゾーン、アスレチックが人気の交流ゾーンの3つに分かれており、森のゾーン展望広場からは明石海峡の絶景が望める。

木の遊び場では、ローラースライダーなどがあり、子供たちの人気スポット!家族そろって楽しく遊べる。
また、公園内のアニメパーク ニジゲンノモリでは、クレヨンしんちゃんやNARUTOといった世界中で人気のアニメを題材としたアスレチックやジップラインなどのアトラクションが人気を集める。


淡路花へんろ第1番札所
4月上旬 サクラ
6月   アジサイ
通年   ハーブ等


緑豊かな広い園内では遊歩道が整備され、花の谷やアジサイの谷・展望広場・ミニハーブ園などを巡る散策が楽しい。
四季折々にサクラやツツジ、アジサイ、ハーブなどが咲き乱れ、耳を澄ませば野鳥のさえずりが聞こえてくる。


薬師山


あわじ花へんろ第25番札所(4月:サクラ) 

 サクラと山と町並み 洲本市役所五色庁舎から商店街を抜けると、五色町ののどかな町並みをほどよく見渡すことのできる小高い薬師山に着きます。来園者を待ち構えるように立つ二本のイブキを横目に参道を登ると、約100本のソメイヨシノやヤエザクラが植えられている高台にでます。

昔から華やかなサクラの名所として有名な薬師山。
薬師堂周辺には、樹齢200年を越えるというヤマザクラが数多くあり、毎年四月になるとその美を競い合うように華麗な花を咲かせます。


あわじ花へんろ第36 番花の札所(4月:サクラ)


淡路の八幡神社の中でも古い由緒をもつ神社です。本殿は神社では珍しい縁構えと檜皮葺の屋根を持ち、境内には八幡橋(めがね橋) と呼ばれる総御影石造りのアーチ橋があります。この橋は淡路で唯一の明治の文化遺産で、往時の面影を今に伝えています。

春祭り

参道に並ぶ桜も南あわじ市では有名な桜の名所のひとつです。
賀集八幡神社の春祭りは桜吹雪の中、十四台ものだんじりが集い、急な参道を力いっぱい駆け上がる勇壮な練りで知られます。だんじり唄の奉納も行われ、地元の人々や観光客で大変な盛り上がりをみせます。毎年4月の第2日曜日

護国寺

近接する護国寺はもと賀集八幡神社の神宮寺で、本尊の大日如来をはじめ貴重な仏像や歴史資料を多く蔵しています。
淡路四国十七番霊場であり、江戸時代初期の庭園が有名。近年では淡路七福神めぐりの布袋尊霊場として、多くの人が参詣に訪れています。


続く・・・  


迂闊にも、高松市の国指定特別名勝「栗林公園」に咲く桜のご紹介を忘れておりました・・・


栗林公園(りつりんこうえん) 一歩一景

栗林公園(偃月橋と南湖)

「お庭の国宝」ともいえる「特別名勝」に指定されている庭園は全国で24箇所ありますが、うち13箇所は京都にあり、そのほとんどが一定の視点からの眺めを追求した「座観式」です。一方、栗林公園の作庭様式は、江戸時代に花開いた「池泉回遊式」と呼ばれるもので、広大な敷地に池泉や築山などを配し、園内を散策しながら移りゆく景観を楽しみます。その多彩さは、一歩歩くごとに風景が変わる「一歩一景」の魅力があるといわれています。



『淡路島』詳細情報は下記のリンク記事をご覧ください。


ZIPANG TOKIO 2020「天地創造『国生みの島・淡路』 第一話 沼島(おのころ島)」

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3106202/


ZIPANG TOKIO 2020「天地創造『国生みの島・淡路』 第二話 自凝島神社(おのころ島神社)」

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3115381


ZIPANG TOKIO 2020「御食国 淡路島の食文化 古代から継承する日本伝統のおもてなしの極意とは(特別編)」

https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3123000



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(順不同・敬称略)

公益社団法人香川県観光協会
〒760-8570 香川県高松市番町四丁目1番10号 電話番号:087-832-3379

坂出市役所
〒762-8601 香川県坂出市室町二丁目3番5号(本庁2階)
産業課にぎわい室 Tel:0877-44-5015

別格本山 綾松山 白峯寺 〒762-0016 香川県坂出市青海町2635 TEL.0877-47-0305

別格本山讃岐國分寺 〒769-0102 香川県高松市国分寺町国分2065 TEL 087-874-0033

根香寺〒761-8004 香川県高松市中山町1506 電話 087-881-3329

小豆島観光協会 〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村甲1896-1 TEL:0879-82-1775

寒霞渓ロープウェイ 香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168 TEL:0879-82-2171(代表)

一般社団法人 淡路島観光協会
〒656-0027 兵庫県洲本市港2-26 洲本市健康福祉館1F TEL 0799-22-0742

 文化庁〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話(代表) 03(5253)4111

経済産業省 〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1 代表電話 03-3501-1511 



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。 

ZIPANG-4 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

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