はじめに 記事をお届けするに当たり、今夏、関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号と、続く21号の記録的な大雨で、千葉や栃木、福島など5県の34河川で浸水被害や土砂災害により亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、このたび我が国の世界遺産である沖縄のシンボル首里城の正殿等主要部分の全焼被害が続き、国民として深く哀悼の意を捧げつつ…
「焼き場に立つ少年」
元米従軍カメラマンが原爆投下後の広島、長崎を非公式に撮影、戦後50年間トランクに封印されたまま公開されなかった広島・長崎の真実とは・・・
胸中如何ばかりか・・・
戦時下、男児は泣いてはならぬとする厳しい教育の元に躾けられた少年は正しく
"気をつけ〜礼 "とする号令において、つま先、手先を揃え、歯を食いしばり、燃え上がる炎に不動で最敬礼の姿勢をとっています。
ローマ教皇フランシスコ(長崎を訪れる)
降りしきる雨の中で「世界平和」のメッセージを送るローマ教皇・フランシスコ
ローマ教皇・フランシスコ「 広島平和公園において核兵器の廃絶を訴える」
東京ドームのミサで次々と差し出される子供の頭をなで抱擁し、頬にキスの祝福… この慈愛に満ちた眼差しは辺りの人々のみならず、世界の人々をも暖かく包み込む。「ローマ教皇・フランシスコ」
令和元年11月23日より、ローマ教皇・フランシスコが教皇として史上2人目、38年ぶりに訪日。長崎と広島の原爆被災地を訪問された。
2017年末、カトリック教会が定める「世界平和の日」(1月1日)に向けて、ローマ教皇・フランシスコが全世界に配布を指示して話題になった「焼き場に立つ少年」の写真※が、今回の教皇訪日を機に再注目!
※同写真をはじめて収録、世に広く紹介したのは『トランクの中の日本』というタイトルの写真集でした。
およそ四半世紀前の1995年5月に刊行された本書に収められた57点の写真は、J・オダネル氏が広島・長崎の惨状を非公式に私用カメラで撮影したものです。戦争のいまわしい記憶とともに、トランクの中に封印されたまま、戦後50年間公開されなかった真実の記録がここに!「核と戦争を考える」ロングセラー写真集です。
今回の教皇訪日を機に再注目され、 同写真をはじめて収録、世に広く紹介した写真集『トランクの中の日本』が売れ行きを伸ばしています。
『トランクの中の日本
米従軍カメラマンの非公式記録』
写真/ジョー・オダネル
聞き書き/ジェニファー・オルドリッチ
訳/平岡豊子
定価:本体2,500円+税
ISBN978‐4‐09‐563013‐2
現在、 小学館より発売中です。
15号・19号被災地が用意した昼食会のメニュー
ところで…ローマ教皇は日本で、どんなお食事を召し上がったのでしょうか?和食?それとも洋食?…
きっと読者の皆様にはご関心ありと思いますので、
11月25日にバチカン大使館で行われた昼食会のメニューをご紹介いたします。
今回の教皇来日のテーマは
「すべてのいのちを守るため~PROTECT ALL LIFE」です。
本年度台風15号,19号被災地千葉県のシェフたちが祈りを込めて担当したお料理の意味
チバベジ~被災した縁農野菜~
木曾五木※椹(サワラ)の木桶の香に癒されて…
余談ですが、日本人は、檜の香りが大好きですが、西洋の人たちはどうも苦手の様です。ただ嗅覚だけでなく視覚で香りをとらえる人?もおられそうな最近の方たちはどうでしょうか・・・実は、檜も椹も同じヒノキ科の常緑針葉樹ですが、椹は檜ほどの香りがなく香りがそんなにうつらないし柔らかく加工がしやすいので丸い桶やお櫃(おひつ)、関東では風呂桶(関西は高野槙)に使用されました。木曾特産の材になります。
※木曾五木とは、檜(ヒノキ)、椹(サワラ)、高野槙(コウヤマキ)、明日桧(アスナロ・アスヒ)、鼠子(ネズコ)のことです。
日本の食の魅力と千葉を元気に
昼食を仰せ付かったイタリアンレストラン・オリベートの所在地である千葉県では今回、台風15号、19号および大雨災害により大きな被害を受けました。その中で被災してしまい、質が良いのに出荷が出来なくなってしまった野菜や食材を使い、「日本の食の魅力と千葉を元気に」をテーマに昼食会の料理をプロデュース・提供しました。
千葉でとれた魚や野菜をネタに勿論、シャリも千葉米の御寿司です
同時に過密スケジュールをこなされているローマ教皇に日本の食の魅力も最大限にお伝えできるよう、主要な食材は身近に接しているものにこだわり、また食の多様性に対応出来る料理もご用意し、昼食会に参加されるすべてのゲストに魅力を感じて頂けるように対応をしたのでした。
バチカン大使館(正式名称、駐日ローマ法王庁大使館)で行われた昼食会後、ローマ教皇から「食事をありがとう、大変美味しかったですよ」と感謝の握手を求められる萩原勇作氏
令和元年11月25日にバチカン大使館(正式名称、駐日ローマ法王庁大使館)で行われました昼食会において料理提供・プロデュースを担当したのは、千葉県でイタリアンレストラン・オリベートを経営する株式会社パシフィックプロジェクト(本社:千葉県佐倉市南ユーカリが丘13-1オリベート電話番号043-488-3751代表取締役:萩原勇作)です。
バチカン大使館の昼食会で料理を提供した、総合プロデューサー萩原勇作と15名のシェフ
萩原勇作氏曰く「今後は今回の貴重な経験を糧に、パシフィックプロジェクトは自然災害に負けることなく、地元の活性化、食文化の発展に寄与してまいります。また、災害における皆様のご支援、ご協力に感謝申し上げます。」
■今回使用した食材について
2019年11月25日にバチカン大使館で行われた昼食会では今回の激甚災害で被災してしまった野菜や食材を、厳重な品質確認および管理のもと使用。
また、地元の最高の食材を集めるために多くの生産者のご協力によるものです。
(いずれの生産者も今回の激甚災害で被害を受けましたが、力強く復興されています)
【主な食材協力のご紹介】
被災した縁農野菜・・・チバベジ
蕪・大根(千葉県富里市)人参(千葉県四街道市)長ネギ(千葉県茂原市)
乳製品・・・・成田ゆめ牧場(千葉県成田市)
ワイン・・・・ココファームワイナリー(栃木県足利市)
牛肉・・・・・千葉北部酪農農業協同組合(千葉県旭市)
世界遺産潜伏キリシタン関連については下記のリンク記事をご覧ください
ZIPANG-2 TOKIO 2020「世界文化遺産登録決定!長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
https://tokyo2020-2.themedia.jp/posts/4472428
バチカンを訪ねた折に見つけた、人形で作られたイエスご誕生のシーン
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
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