はじめに 記事をお届けするに当たり、昨夏、関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号と、続く21号の記録的な豪雨で、千葉や栃木、福島など5県の34河川で浸水被害や土砂災害により亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、このたび我が国の世界遺産である沖縄のシンボル首里城の正殿等主要部分の全焼被害が発生。やりきれぬ国民的ショックも癒えぬ中、重ねて2019年12月4日、アフガニスタン東部で長年医療と共に当地に用水路を完成させた国民的英雄、中村哲医師の暗殺事件が続きました。余りにも大き過ぎる一連の悲報に暮れた昨今です。今私達は世界平和の為に何が出来るか…?中村氏が遺した後姿から一人ひとりが何かを学び取り、その実践こそが目指した真の世界樹に繋がるものと思います。謹んで哀悼の意を捧げつつ。合掌
能登国国分寺跡~能登開門!~
能登国の誕生
能登立国以前の北陸地方は、「こしのくに」(古志国)と呼ばれていました。
こしのくには、日本海交易の地としてヤマト政権から重要視されていましたが、6世紀後半には高句麗の使節がこしのくにの海岸線に漂着し、さらには北方の蝦夷(えみし)との緊張感が高まったことからその役割は増大していきました。
七尾を拠点にして勢力を築いた有力豪族である能登臣(のとのおみ)は、古墳時代にヤマト政権から国造(くにのみやつこ)に任命され、その地方支配に貢献すると、養老2年(718)、能登国は越前国に属した能登半島の羽咋・能登・鳳至・珠洲の4郡を割いて、加賀国(弘仁14年・823)よりも100年余り早く立国しました。そして平成30年(2018)、能登は立国1300年を迎え今日に至り・・・
七尾市「和倉温泉」
和倉温泉お祭り会館
和倉温泉お祭り会館内
和倉温泉お祭り会館内
能登半島中央に位置する七尾市和倉温泉に2020年4月25日に和倉温泉お祭り会館がオープンします。
七尾市が擁する特色ある4つのお祭りをわかりやすく解説しており、なかでも巨大な実物大展示は圧巻です。
体感コーナーも用意されており、臨場感あふれるお祭り体験をお楽しみいただけます。
七尾市のお祭りの魅力を是非、現地にてご堪能下さい。
<お祭り参加体験>
体験内容
■青柏祭
でか山の圧倒的な大きさや、ぎしぎしとうなる重さを体感できます。
<体験内容>
掛け声に合わせて綱を引くと、映像のでか山が動きだし、3つのプログラムが始まります。
1.府中町:狭い路地の曳山体験
2.魚町 :辻廻し体験
3.鍛冶町:三叉路の曳山体験
青柏祭とは
「青柏祭の曳山行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されています、七尾の春を彩る華麗な祭り。若葉萌える5月に行われる大地主神社(山王神社)の春祭りで、能登で一番盛大な祭礼です。主役の曳山は高さ12メートル、重さ20トンという巨大なもので、車輪の直径が2メートルもあります。
この車輪をきしませながらの方向転換も見もののひとつ。4日には大地主神社で、5日には能登食祭市場と仙対橋付近に勢ぞろいします。2日夜には「人形見(にんぎょうみ)」と呼ばれる、曳山(でか山)に飾る人形を各山町の祝事のあった家に飾る慣習の行事です。
■石崎奉燈祭
100人を超える男衆の掛け声と独特のお囃子を、迫力満点の練り歩く様子と合わせ全身で体感できます。
<体験内容>
フットパッドの上で、奉燈を担ぐ映像の動きとリズムに合わせてステップを踏みましょう。
石崎奉燈祭とは
意気高らかに百人の男衆が 漁師町の誇りをかけて担ぐ
災難を乗り越え、今に受け継ぐ
七尾市石崎町は七尾湾に面した活気あふれる漁師町。昔気質が今も残るこの町で、海の男達が一年に一度熱い血潮をたぎらせる祭りが石崎奉燈祭です。
かつては石崎八幡神社の納涼祭りで、京都祇園祭りの流れを汲むといわれる山車が繰り出されていました。しかし、度重なる大火で山車を焼失し、中断を余儀なくされました。町が活気を取り戻した明治の中頃、奥能登の宇出津地区よりキリコを譲り受けたことを契機に、大漁や五穀豊穣の祈願とともに火を鎮める神事としたことから、「奉燈」を担ぐ灯籠神事として復活を遂げ、今の形がつくられたと言われています。
威勢のよい掛け声が響き渡る
奉燈(キリコ)は高さ15m、幅3m、重さは2tもあり、担ぐキリコとしては最大級。ねじり鉢巻き、さらしに地下足袋姿の約100人の男衆に担ぎ上げられ、「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」と威勢のよい掛け声とともに町内を練り歩きます。
奉燈の上からは、花編み笠に色鮮やかな浴衣姿の「小若衆」によるお囃子がにぎやかに鳴り響き、その笛や太鼓、鉦の音に合わせて男衆が大きな奉燈を狭い路地の軒をぎりぎりにかすめるように勢いよく担ぎ回します。統制のとれた小気味よい動きが見どころです。
誇りと意地がかかった乱舞競演
夕刻になると神輿のお涼み場所である「堂前広場」に6基の奉燈が勢ぞろい。神事を終え、あたりが夕闇に包まれるといよいよクライマックスです。奉燈の胴体部に記された「大書」と豪快な武者絵が闇の中に幻想的に浮かび上がります。
太鼓がドーンと打たれると、掛け声とともに奉燈が担ぎ上げられ、続いて囃子に合わせて、乱舞競演が始まります。その勇ましさは、能登の荒海で鍛えられた男の迫力そのもの。漁師町の意地をかけ力強く乱舞する奉燈に、夜空の花火が彩りを添えると、さらに大きな歓声があがります。担ぎ手も観客も興奮の渦に呑み込まれていきます。
■お熊甲祭
島田崩しを体験し、枠旗のしなる姿や、垂直に上がるダイナミックな動きを目の前で体感できます。
<体験内容>
掛け声に合わせて綱を引き、枠旗を地面すれすれに傾かせてそのまま耐える。耐えると歓声が沸き、枠旗が垂直に起き上がります。
お熊甲祭(おくまかぶとまつり)とは
お熊甲祭は、国の重要無形民俗文化財に指定されている枠旗祭り。
この祭は大陸の渡来神を祀る久麻加夫都阿良加志比古神社の大祭で、毎年9月20日に行われます。天狗面をつけた猿田彦が鉦、太鼓に合わせて踊りながら祭りを先導し、屈強の若い衆が20mもある真紅の枠旗を担ぐ勇壮な祭り。
神輿の渡御に合わせて、若者たちが山鉾形をなす10間余におよぶ長大な深紅の羅紗製枠旗を舁いて練り回ります。この練りは島田くずしの異名がつくほどの乱舞で圧巻であります。神幸に際して、沿道の村々では家をあげて祭りに参加し、道中は見物人で溢れかえるほどです。
■能登島向田の火祭
手松明の幻想的な光と、巨大な火柱となって天に昇る大松明の荘厳な様子を体感できます!
<体験内容>
手松明をくるくると回すと火(LEDライト)が点灯。合図とともに、スクリーンに向けると大松明が火柱となって燃え上がり、どっと倒れます。
能登島向田の火祭とは
男神と女神の逢瀬の夜に 巨大松明の炎が燃え盛る
男神と女神が年に一度逢瀬を楽しむ
能登半島の七尾湾に浮かぶ能登島。「日本三大火祭り」のひとつにも数えられる能登島向田の火祭は伊夜比咩神社の祭り。越後の国をつくった伊夜比古神(男神)がこの地を訪れ、恋しい伊夜比咩神(女神)と年に一度の逢瀬を楽しむお祭りです。
向田町の人々にとって、夏に行われる火祭はいつの時代も住民総出の一大行事です。
能登一の巨大な柱松明
神社での神事の後、神輿は火祭の舞台となる「崎山の干場」まで渡御。鉦とともに大太鼓を打ち鳴らす豊年太鼓や、笛や小太鼓による囃子が盛り上げる中、大小7基の奉燈(キリコ)が道中を照らしながら進みます。
崎山の干場に到着すると、高さ約30mもの巨大な円錐形の柱松明が出迎えます。囃子のリズムが「ヤッサ、ヤッサ」と勇ましい調子に変わります。担ぎ手は奉燈を据え置くと、神輿の神燈の火を移した手松明を持ち、振り回しながら柱松明の周囲を駆け巡ります。
熱気が最高潮に達した頃、合図とともに持っている数百の手松明を一斉に柱松明に投げ入れます。柱松明に火が付き、一気に巨大な火柱となって燃え上がります。その火焔は凄まじく、漆黒の夜空を焦がさんばかりの勢いです。
燃え盛る柱松明は、山側に倒れると豊作、海側に倒れると豊漁になるといわれています。松明の先端につけられた御幣は延命息災をもたらすとされ、松明が倒れると人々は御幣を取りに殺到し、祭りはクライマックスを迎えます。
和倉温泉お祭り会館 データ
住所 〒926-0176 石川県七尾市和倉町2部13番地1
営業時間/期間 9:00~17:00
定休日 第2・第4水曜日
年末年始(12月29日~1月1日)
料金 観光情報エントランス(無料)
展示ホール(有料)
■個人
一般 800円 小・中学生 400円 乳幼児 無料
■団体(20名以上)
一般 720円
小・中学生 360円 乳幼児 無料
交通アクセス(車)
JR和倉温泉駅から車で約6分
のと里山海道和倉ICから車で約6分
交通アクセス(公共)
JR和倉温泉駅から徒歩約20分
駐車場 大型バス5台 普通車(軽自動車)90台
屋外トイレあり
七尾市の概要
「家々に珊瑚の色の格子立つ 能登のなな尾のみそぎ川かな 与謝野晶子」
位置
七尾市は石川県の北部、能登半島の中央に位置し、北は穴水町、西は志賀町、南は中能登町と富山県氷見市と接しています。
ななおの由来
七尾城址からご城下を眺める
日本で最大規模の山岳城「七尾城」が築かれていた城山に七つの尾根(松尾、竹尾、梅尾、鶴尾(菊尾)、亀尾、竜尾、虎尾)があったのが「七尾」の名の由来とされています。
【出典】「七つ尾」 七尾城址文化事業団発行
平成の大合併
2004(平成16)年10月1日、「港と温泉のまち 七尾市」・「建具のまち 田鶴浜町」・「演劇のまち 中島町」・「観光の宝島 能登島町」の1市3町が合併し新七尾市が誕生しました。
「市民のねがい」-七尾市民憲章-
古き歩みを誇りつつ
文化の薫るふるさとに
豊かな未来夢ひらく
なみおだやかに碧(あお)光り
ななおのまちに人集う
おとなも子どもも手をつなぎ
しあわせの和を広げよう
「市民のねがい -七尾市民憲章-」は、豊かな自然や文化を大切にして、みんなのしあわせを願い、安心とやさしさにつつまれた夢あふれる未来に羽ばたく七尾市をめざす、市民みんなの心のシンボルとして、2006(平成18)年9月21日に制定されました。
人口・世帯数のうごき
人口51,959人(男24,672人、女27,287人)
世帯数22,065世帯
(令和2年2月末現在)
能登の女 100人がサポート!
のとルネッサンスプロジェクト
「のとルネッサンスプロジェクト」は北陸新幹線延伸開業に向けて県が開催した、いしかわ魅力“再発見”コンテストプロジェクト部門で採択され、2022年度まで助成を受けながら行う事業です。
「ご飯が美味しい!」「海!山!」「歴史がある」「人が優しい」「祭りがすごい」「ちょうどいい!」
いいとこいっぱいの能登!
でも!全然伝わってない!もったいない!
何とかしてそれを伝えて、たくさんの人に能登の良さを味わいに来てほしい!
そんな皆さんの想いでスタートしたプロジェクトです。
プロジェクトの主体団体は、「のとルネ実行委員会」となっており、これまでも各方面で人財育成・まちづくりに関わってきたメンバーが、それぞれの経験と熱意をもって、本プロジェクトを実施するために設立したものです。
始まったばかりのプロジェクト。まだまだたくさんの方の力が必要です。
何かできるかも?
そう思われましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
のとルネサポーター、随時募集中です♪
お問い合わせ先
のとルネ実行委員会(代表 山﨑香織)
〒926-0804 石川県七尾市生駒町16-4
寄合処御祓館2F
クリエイティブランド内
電話 0767-58-3007
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
公益社団法人石川県観光連盟
〒920-8580 石川県金沢市鞍月1丁目1番地TEL:076-201-8110
〒460-0008 名古屋市中区栄4-16-36 久屋中日ビル3階TEL 052-261-6067
能登島観光協会
石川県七尾市能登島向田町122部14番地
(道の駅のとじま内)
TEL:(0767)84-1113
能登町ふるさと振興課
〒927-0492 石川県鳳珠郡能登町字宇出津ト字50番地1 電話番号:0768-62-8526
一般社団法人 能登半島広域観光協会 事務局
石川県七尾市三島町70-1
七尾産業福祉センター1階 TEL.0767-53-7767
七尾市観光協会 〒926-8611 石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地 TEL.0767-53-8424
石川県七尾市 産業部観光交流課
〒926-8611 石川県七尾市袖ケ江町イ部25番地(本庁2階)電話 0767-53-8424
石川県 〒920-8580石川県金沢市鞍月1丁目1番地電話(代表)076-225-1111
文化庁〒100-8959 東京都千代田区霞が関3丁目2番2号 電話番号(代表)03(5253)4111
参考
能登の祭り関連情報をご紹介しておりますので下記リンクよりご覧ください。
ZIPANG TOKIO 2020「石崎奉燈祭 昔気質の海の男達が年に一度熱い血潮をたぎらせる祭りが始まる!」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2743794
ZIPANG TOKIO 2020「七尾市 能登島向田の火祭り&塩津かがり火恋祭り(塩津納涼祭)特集:能登島」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2674991/
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読者からのご意見が届いておりますのでご紹介いたします。
『読者の声』
加賀百万石、加賀温泉と金沢に雪の日行ったことを思い出しました。
GWですか…そのころ奄美は、桜が散って、青い海でシュノーケリングです。
今年は2度見られるわけですね。西郷どんも見たであろうか・・・
『読者の声』
能登の女性たちの活躍は凄いですね~益々のご活躍を心から応援してしています(群馬より)
『読者の声』
つい最近、飛騨市の記事を拝読いたしました。早速地図で調べたところ車だと充分に両方見れそうな気がいたします。ただGWの渋滞が心配ですが・・・(神奈川より)
『読者の声』
それにしても、日本には色々な祭りがあるものですね!
大小は関係なくみな自分の所の祭りが一番だと思ってやってるんだね…能登の祭りがどれほどのものか⁉実際に自分の目で確かめてみたいですね~やはり、何処の漁師町も「おかあちゃん」がしっかりしている…同じだ、一生頭が上がらない!(江差より)
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