一体何処の国の町なんだろうか⁉そう、ここが噂の、日本国島根県雲南市木次「神話のベールに包まれた町」なんですよ~緑が溢れ石州赤瓦の町並みが続く…春には春で、川の両岸には何時しか桜のトンネルが出現し、川からの風が桜吹雪となって赤い屋根の家々に…春の薫りのお裾分け・・・
雲南市は、島根県東部に位置する自然豊かな地域です。
雲南市を流れる斐伊川は、神話の舞台として有名で桜の名所も沢山あり、春には多くの観光客が訪れます。
その他にも雲南市は魅力満載!
当ウエブサイトにおいて出雲市、奥出雲市、雲南市の歴史や伝統・伝説を順にご紹介してから丁度1年が経ちました。「歳月人を待たず」と申しますが、とりわけコロナ禍自粛の影響なのか?時間的感覚が狂ってしまい、例年よりも月日の経過が恰も1/2にに縮まったかの心境です。
特に最近は1か月があっという間に流れ、歳月の経過感と歩行の距離感と寿命は正比例するものなのか・・・⁉
以前に通ったことのある道の距離も、何故か?短く感じるようになって来た今日この頃です・・・友人が 「おい、お前滅多なこと口走るなよ…" 瓢箪から駒 "の諺もあるからな…」とたしなめられました。(苦笑)
ふり返ると、前回、雲南市は出雲地方最後の取材先であったことと、スサノオノミコト・ヤマタノオロチ伝承地と出雲神楽という大変に興味深い二大テーマに取材を絞ったのですが、
次の記事の掲載締切に追われ、後ろ髪を引かれながらも雲南市につきましては他の見どころ迄、手が回りませんでした。と申すのも…
早く言って仕舞えば、歴史的に中味が濃すぎて、アレもコレもと血迷った当方のよみが浅すぎた結果であります。そんな申し訳なさが頭の片隅に引っかかっており、それが、つい4〜5ヶ月前の如き感覚なんですよね〜夏休みが終わる前に宿題は片付けるべし‼
そこで、一周年を記念して⁉雲南市の歴史的伝説と伝統文化を振り返りながら、前回ご紹介できなかった分、他の「見どころ」についてご案内いたしたく思った次第であります。
先ずは、前回ご紹介したスサノオノミコト「ヤマタノオロチ伝承地」と
伝統芸能「出雲神楽」のリンク記事からご覧ください!
ZIPANG-3 TOKIO 2020 ヤマタノオロチ伝説(雲南市)「 スサノオノミコト と クシナダヒメ と その御子の磐座 源流 」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6743067
ZIPANG-3 TOKIO 2020 ヤマタノオロチ伝説(雲南市)「スサノオノミコトとクシナダヒメ~伝説の里に日本古代を探る~」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6760544
ZIPANG-3 TOKIO 2020 ヤマタノオロチ伝説(雲南市)「スサノオノミコトとクシナダヒメ~伝説の里に日本古代を探る~(続編)」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6763706
ZIPANG-3 TOKIO 2020 人と神を繋ぐ伝統芸能(雲南市)「 うんなんの出雲神楽 ~前編~ 」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6769204
ZIPANG-3 TOKIO 2020 人と神を繋ぐ伝統芸能(雲南市)「 うんなんの出雲神楽 ~特別編~ 」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6775727
ZIPANG-3 TOKIO 2020 人と神を繋ぐ伝統芸能(雲南市)八重山神社 の スサノオ伝説 とは 「 うんなんの出雲神楽 ~後編~」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/6781551
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いま世界的に新型コロナパンデミックの真っ只中ですが、日本ではこれに追討ちをかけるように、7月初旬には異常気象による局地的な集中豪雨現象が各地に発生しております。気象庁はこれを称して、「令和2年集中豪雨」と命名しました。
特に熊本県南部、川辺川・球磨川流域を中心とした地区では急激な増水濁流で81名の方々が死亡、行方不明となられる一方、岐阜県下では広範囲に亘る崖崩れや土砂災害、幹線道路の崩落で交通網の遮断。飛騨川流域を中心とする地域では家屋の損壊、浸水等の被害がありました。
ここに謹んで被災された方々への御見舞と共に尊き命を犠牲にされた方々へ深く哀悼の意を捧げます。 残された私達はその戴いたメッセージを正しく新しい未来へと生かす事を誓い祈念するものであります。
編集局記
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~雲南市の見どころ~
菅谷高殿
菅谷たたら山内の中心にある「菅谷高殿」は、全国で唯一現存する高殿様式で、「国の重要民俗文化財」に指定されています。
【構造形式】
入母屋造、妻入、こけら葺
平面形が正方形をした建物(こけら葺)で、内部は各隅に配された押立柱(おしたてばしら)が構造上重要な役割を果たしています。押立柱の中心に製鉄炉、その両脇に鞴(ふいご)があります。
奥の中央に砂鉄を置いた「小鉄(こがね)町」、その両側に燃料である済を置いた「炭町」、左右入口の中間に炉を造るための粘土を置く「土町」があり、炉の左右には操業を差配する村下(むらげ:技師長)らが休息した「村下座」「炭坂座」という職人詰所(控え室)があります。また屋根頂部には、創業時に開放する火宇内(ほうち)が設けられています。
吉田村でたたら製鉄が始まったのは鎌倉時代であるといわれていますが、この時代から中世までは[野だたら」といわれる移動式の製鉄法が行われていた。近世に入り吉田村でも高殿を構えて創業が行われるようになると、村内のあちこちで盛んにたたら製鉄が行われ、企業たたらとして隆盛を極めるようになった。
1751年から170年間の長きにわたって創業が続けられ、大正10年最後の操業まで約1世紀もの長い間、世界一ともいわれる高品質の玉鋼を作り出してきた。このことは、この地がたたら製鉄を行うのに最適であったことを意味しています。
住所 島根県雲南市吉田町吉田4210-2
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29~1/3
営業時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時まで)
アクセス 松江自動車道雲南吉田ICから車で約10分
駐車場 あり
問い合わせ 電話:0854-74-0350
電線埋設後の吉田の町並み 空がスッキリと美しいですね~
吉田のまち並み
雲南市吉田町は鉄山経営者「田部家」を中心に、たたら製鉄の町として栄えてきました。
たたら製鉄には原料である良質な砂鉄の他に、燃料となる薪の原料としての「山林」、そして砂鉄を取るための「水」という自然の資源が必要です。それらを管理し、一大産業として成熟させ吉田町の「人」の生活を支えてきた鉄山師「田部家」とともにあります。田部家の繁栄とともに、吉田のまち並みは「企業城下町」として栄えました。
吉田のまちは自然の地形を利用しながら機能的に作られた町並みになっています。田部家を中心とした有力者が住む本町通り、お寺が立ち並ぶ聖域としての山側エリア、飲食、日用品店、小鍛冶屋などサービス機能を持つ川原町筋、川を挟んで反対側は鉄の加工を行う大鍛冶場や職人の長屋がある鍛冶屋原。
このようにそれぞれ異なるエリアが小路を通じて有機的に結びついており、今でも当時の面影を残す町の姿が見られます。
「田部家の土蔵群」は、そんな吉田のまちの中心にあります。
住所 雲南市吉田町吉田
問い合わせ 吉田総合センター 0854-74-0211
備考欄 ●子安観音祭:毎年5月3日 会場:吉田公園周辺(雲南市吉田町吉田)
三刀屋河川敷公園周辺(ソメイヨシノ)
三刀屋川の桜並木は、三刀屋城跡のふもとを流れる三刀屋川の両岸にあります。延々と続く桜並木は2km近くあり、約1000本もの桜が植えられています。ソメイヨシノに2週間ほど遅れて、緑の桜「御衣黄」が開花します。
お弁当持参でゆっくりお花見が楽しめます。
桜の種類・本数 ソメイヨシノ700本 御衣黄117本 八重ピンク230本
過去の開花状況 2019年3月26日開花、4月3日満開 / 2018年3月27日開花、3月30日満開 / 2017年4月3日開花、4月7日満開 / 2016年3月25日開花 4月2日満開
住所 雲南市三刀屋町三刀屋、古城、給下、下熊谷
駐車場 有
雲南 斐伊川堤防桜並木(日本さくら名所100選)
斐伊川堤防桜並木(日本さくら名所100選)
斐伊川堤防桜並木は、「日本さくら名所百選」に認定された中国地方随一の桜の名所です。毎年3月下旬から4月上旬には、全長約2キロメートル、約800本の桜のトンネルが楽しめます。ぼんぼりが風情良く、夜桜も楽しめます。
斐伊川堤防に桜が本格的に植えられたのは昭和初期のことで、以来戦争や水害などによる危機を乗り越え、現在に至っています。雲南市では、桜の手入れの専門職「桜守(さくらもり)」を配置し、樹齢80年以上になる老木の保護や新たな育成に取り組み、桜のまちづくりを進めています。
桜の種類・本数 約800本(斐伊川堤防沿い周辺桜並木を含めて)
桜の種類:ソメイヨシノ、エドヒガン、ジンダイアケボノ
過去の開花状況 / 2019年3月26日開花、4月3日満開 / 2018年3月26日開花、3月30日満開:2017年4/3開花、4/7満開:2016年3/25開花、3/31満開:2015年3/29日開花、4/2満開
住所 島根県雲南市木次町木次
駐車場 有(無料)
赤川ほたる
雲南市大東町のホタルは今から約250年前、松江藩7代藩主松平治郷(不昧公)が京都の宇治からお茶の製法を大東に伝授させた時にホタル(ゲンジホタル)を持ち帰り、赤川沿いに放したのが繁殖したと伝えられています。
昭和30年代になって、河川の汚染水害の復旧工事などでコンクリートで固められたためホタルが激減しました。
このような状況を憂慮する人達が集まり、昭和58年4月「赤川ほたる保存会」が結成され、また昭和58年5月には「赤川ほたる保護条例」が制定され、ホタル捕獲を禁止されました。
ほたる鑑賞は、この赤川ほたる公園のほか、須賀、小河内、大東七夕公園、阿用川橋付近、福谷などでも鑑賞できます。
大東町のホタルの発生は5月下旬から6月下旬頃です。
ホタルが多く見られるのは、雨が降っていなくて風のない、湿度と気温が高い夜の8時過ぎ頃から9時半頃までが一番良く飛ぶ時間帯です。
※ほたる鑑賞スポットの多くには、駐車スペースがございません。
小河内集会所付近のスポット、須我神社を少し下った付近のスポットでしたら、近くに駐車できるスペースがありますので、どうぞご利用ください。
所在地
雲南市大東町
お問い合わせ 赤川ほたる保存会事務局(海潮温泉桂荘前「ちぐさ」内)
電話:090-7996-5336
備考 毎年6月上旬の土曜日には、ホタルを観賞するバスが運行されます。
フレバリー茶(煎茶&番茶)づくりの体験 丸小山の茶畑
お茶ができるまでぐるっと見学とフレバリーティーづくり(煎茶&番茶)
歴史ある大東茶を守り続けて150年の「藤原茶問屋」では、有機栽培している自社管理茶園と自社製茶工場を見学した後、オリジナルのフレバリー茶(煎茶&番茶)づくりの体験が出来ます。
オリジナルのフレバリー茶(煎茶&番茶)づくりの体験…お茶の香りに癒されて・・・
茶畑が広がっています。傾斜地の茶摘みは大変そう~
【期 間】 9月~10月の月・火・水・金 10:00から(木・土・日・祝日は除く)
【体験料金】 お一人様:700円
【所要時間】 約1時間30分
【定 員】 2名~6名
【予 約】 要予約(1週間前まで)
【申 込 先】 藤原茶問屋 電話:0854-43-2113
また、機会がありましたら続きをご案内いたします・・・エェ~1年後の話ですか(;゚Д゚)
それでは、早速に!
補足
茶の歴史
宇治茶 茶摘みの様子です
12世紀の終わり、中国僧栄西により日本に伝えられた「茶」は、日本人の生活と密接に結びつき、固有の文化を形成してきました。宇治には、13世紀初頭に播植されました。その後、宇治は、幕府や権力者たちの庇護のもとに、日本を代表する茶の産地として発展し、「宇治茶」は宇治を代表する産業、文化となっています。
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(敬称略)
一般社団法人 雲南市観光協会
〒699-1311 雲南市木次町里方26番地1 電話: 0854-42-9770
公益社団法人 宇治市観光協会
〒 611-0021 京都府宇治市宇治里尻5-9 Tel : (0774)23-3353
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