はじめに 記事をお届けするに当たり、今夏、関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号と、続く21号の記録的な豪雨で、千葉や栃木、福島など5県の34河川で浸水被害や土砂災害により亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、このたび我が国の世界遺産である沖縄のシンボル首里城の正殿等主要部分の全焼被害が発生。やりきれぬ国民的ショックも癒えぬ中、重ねて2019年12月4日、アフガニスタン東部で長年医療と共に当地に用水路を完成させた国民的英雄、中村哲医師の暗殺事件が続きました。余りにも大き過ぎる一連の悲報に暮れた昨今です。今私達は世界平和の為に何が出来るか…?貴方が遺した後姿から一人ひとりが何かを学び取り、その実践こそが御恩返しに繋がるものと思います。謹んで哀悼の意を捧げつつ。合掌
雲海と天の神様からの手紙ともいわれる真白な雪に覆われる白川郷。
4月頃には、上流のひだ荘川では春の訪れを知らせる荘川桜が咲き、紅殻格子の似合う町高山では毎年4月14日 、15日の春の高山祭、さらに隣町の飛騨市では、気多若宮神社の例祭として毎年4月19日・20日に古川まつりが執り行われると、いよいよ飛騨の里に本格的な春が訪れます・・・
おっと~忘れるところでした…例年3月1日の正午頃、卒業証書授与式後に行われる斐太高校の伝統として長く伝わる『白線流し』を・・・
今なお、瞼に焼き付いた
青春の甘酸っぱい想い出…
旧制中学以来の伝統行事『白線流し』
学校前 を流れる大八賀川をはさんで校舎側に在校生が、対岸には卒業生が思い出深い学び舎に向かって立ち、互いに惜別の歌を歌いながら感慨にふけります。そのとき、卒業生らは制帽の白線とセーラー服のネクタイを1本に結び合わせて永遠の友情を誓いながら、早春の川面に3年間のなつかしい思いを込めて流すのです。
胸キューン ‼ですね〜
白川郷で地域ブランディングや観光地経営に関心・興味のある仲間を募集しています!
継承と躍進で地域の未来を創っていく白川郷
継承と躍進をミッションに掲げる地域商社・合掌ホールディングス(本社:岐阜県大野郡白川村、CEO:鈴口悦子氏)は、事業を本格的に開始しました。
また同社では、地域ブランディングや観光地経営に関心・興味のある仲間を随時募集しています。
拠点は白川村以外にも高山、東京などがあり、人材によってはリモートワークも可能です。
全国各地でDMO(*注1)という組織形態が増加する中、なぜ地域商社なのか?
同社でマーケティング最高責任者(以下、CMO)を務める藤田氏は下記のように述べています。
「例外はあるものの、多くのDMOや観光協会は自ら商売の本質を知らない人員で構成されている。これだけ環境変化の激しい観光業界の中で、既得権益や固定概念に縛られほとんど行動を起こせていない。そして自己資金ではないので危機意識が非常に薄い。このままでは地域の未来は危ういと多くの業界関係者が感じている。まずは白川村から地域商社という新しいモデルを創っていく。」
同社のメンバー構成は多様な人材が集まっています。
トップは現地で民宿の女将を務める鈴口代表、伊藤忠商事出身の藤田CMO、外資系証券出身で現HIDA IIYO代表でもある松場氏を筆頭に、オランダ在住経験のあるスタッフや台湾人スタッフなど、様々な背景を持った仲間が同じミッションのために動いています。
同社が大切にするミッションとは、
『先人たちが大切にしてきたものを継承しつつ、時代の変化に柔軟に対応して躍進する』ことです。
最近ではオーバーツーリズムに直面する地域として必ず名前の挙がる白川郷ですが、同社では住民の幸福度を最優先とした観光地経営を行なっております。
①地域の資源を最大限に活用し、観光客が長く滞在したくなるような仕組み・体験・空気感を造成する。
②利益の大半が旅行代理店・仲介業者、交通会社に流れている現状を打開し、地域の雇用を生み出し地域にお金が落ちる仕組みを造成する。
上記2点を基本軸とし、地域の未来を形成していくことにご興味ある方は是非ご連絡してください。
*注1:Destination Management Organization
日本版DMOとは?
「日本版DMO」とは、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。
このため、「日本版DMO」が必ず実施する基礎的な役割・機能(観光地域マーケティング・マネジメント)としては、
(1) 「日本版DMO」を中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成
(2) 各種データ等の継続的な収集・分析、データに基づく明確なコンセプトに基づいた戦略(ブランディング)の策定、KPIの設定・PDCAサイクルの確立
(3) 関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーション
が挙げられます。
また、地域の官民の関係者との効果的な役割分担をした上で、例えば、着地型旅行商品の造成・販売やランドオペレーター業務の実施など地域の実情に応じて、「日本版DMO」が観光地域づくりの一主体として個別事業を実施することも考えられます。
観光地域づくり法人(DMO)の形成・確立
会社概要
■会社名 :合掌ホールディングス株式会社
■設立日 :令和元年八月八日
■代表 :鈴口悦子
■業務内容:地域ブランディング、現状課題維持解決
■連絡先 :河野、藤田
info@gassho-travel.com
「白川郷」法人設立 その後の実績(2)
「量より質」の観光地経営へ。オーバーツーリズム課題に直面する白川郷で観光客にアンケートを実施。
データ活用からマネジメントを最優先課題とし、
白川郷らしさを取り戻していく。
実りの秋を迎えた山里らしい景観の白川郷
地域商社である合掌ホールディングス(以下、同社)は、観光公害、オーバーツーリズム問題にに対峙する白川郷に関するアンケート調査を実施しました。
同社ではDMOではなく民間企業の地域商社として、地域住民と観光客の共存する地域づくりを目指しており、白川村ではレジデンス・ファーストすなわち居住者を最優先させる施策を数多く行なっております。
居住者の3,000倍もの観光客が押し寄せる白川郷(対象集落600人弱、年間観光客推計約180万人)では、プロモーションよりもマネジメントが最優先課題となっており、持続可能な地域となるため、地域住民と向き合い、観光のもたらすメリットを最大化していくことを目指しています。
国内の京都や他地域のみならず海外のオーバーツーリズム問題に対処する自治体や民間企業と積極的に交流をしております。
“受け入れる観光客のクオリティをコントロールする”、という新しいマネジメント手法で量より質を重視する同社ではデータ活用により現状を正しく把握し、次世代への投資を積極的に行なっていきます。
今回のデータは今後の体験造成や商品開発の参考とし、
白川郷らしさを創り出していきます。
回答者基礎情報
国籍、年齢層
国籍の回答者比率では台湾 (35.6%), 日本(18%), タイ (14.2%), 香港 (13.1%), 中国 (5.1%)。
年齢層はインターネットでのアンケートということもあり、20-40代が大半を占めました。
来日回数(訪日外国人のみ対象)
51%が5回以上、4回9%、3回14%、2回13%、1回9%、なし4%
今回は個人旅行者対象だが、来村予定のほとんどが来日経験あり。
旅行頻度
3ヶ月に1度23%、半年に1度44%、1年に1度27%と旅行頻度は高め。
旅行スタイル
友人と、家族とが共に29%と高く、続いて恋人同士、夫婦。ひとり旅も9%と高め。
白川郷に関して
来村回数
76%が初めてで、1回来たことがある方は17.5%。
住民生活圏かつ世界遺産エリアであることへの理解
世界遺産であり、住民が生活を送っているエリアであることを97%が知っていた。
期待すること
美しい景色 (39%)、また多くの方が文化体験をしたい(25%)とあり、現状体験プログラムが充実しておらず、現地での体験事業創出は必須。
お土産
主に下記3つに分類;
白川村特産品: 他の地域では販売していないもの。例えばポストカード、アクセサリー、ミニチュアの合掌造り、手工芸品など
友人への土産物:中華圏からの要望が多かったのが日本のお菓子や和菓子。パッケージデザイン含め、合掌造り特有のお菓子が好まれる
カスタマイズ商品:日付や名前の刻印ができるなどお客様によって対応できる柔軟な商品
現地体験
主に下記2つに分類;
現地グルメ:地域食材を使用した食事や軽食
文化、地域体験:合掌造りへの宿泊、地元住民との会話
冬季ライトアップに関して完全予約制となったことへの認知度
90%の人が完全予約制となったことを知っており、日本国内のみならず台湾のメディアなどでも取り上げられ海外でも話題となっている。
展望台の大混雑を避けるため、2019年より事前予約制を実施。
展望台までの待ち時間はどの程度許容できるか。
73%が30分以上待つことは許容できると回答。予約制や混雑緩和への理解を示した。
イベントを維持していくためにイベント入場料を徴収すること
毎年10月に行われる「どぶろく祭り」
豊饒の秋に行われる白川郷ならではの歴史ある祭り。「どぶろく」が神に捧げられ、人にも振る舞われます。(どぶろくは無料です。昔々小生もご馳走になったことがありますが、飲みやすいのでつい飲みすぎてしまいます。お車の方は厳禁です。罰金も上がりましたからね・・・)
※天下の奇祭「どぶろく祭り」につきましては、改めてご紹介したいと思います。
89%が入場料を支払うことに賛成する一方で、イベントは無料であるべきだ(11%)という意見もあった。混雑が緩和され、ゆっくり鑑賞できるのであれば4千円以上払っても良いという回答も5%程度あった。また現在の1日券は1台当たり4千円となっているが、人数の少ない場合(1名や2名利用)には高くなり公平性に欠けるという意見も多く、入場料は1人当たりの料金が妥当。
完全予約制への意見
2019年の完全予約制導入と実行を評価する観光客が多かった。
来場者数を制限することは、地域住民への理解、世界遺産を保持していくこと、そして観光品質の向上のために必要であるという肯定的な意見が多数寄せられた。京都や鎌倉などのオーバーツーリズムで問題を抱える地域への期待値は高い。
また宿泊の抽選予約システムなどもこれまで旅行代理店や代理業者に買い占められて個人旅行者に不利なイベントだったことが判明した。
一方で訪日外国人の少数は、旅行日程の組み立てが難しいなどの意見も。
鎹八咫烏記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
協力(順不同・敬称略)
白川村役場 〒501-5692岐阜県大野郡白川村鳩谷517
TEL 05769-6-1311
観光庁 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-2 電話:03-5253-8111(国土交通省代表)
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