はじめに 記事をお届けするに当たり、昨夏、関東・東北地域を直撃した、強烈な台風19号と、続く21号の記録的な豪雨で、千葉や栃木、福島など5県の34河川で浸水被害や土砂災害により亡くなられた方々を始め、多岐に亘って被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。また、このたび我が国の世界遺産である沖縄のシンボル首里城の正殿等主要部分の全焼被害が発生。やりきれぬ国民的ショックも癒えぬ中、重ねて2019年12月4日、アフガニスタン東部で長年医療と共に当地に用水路を完成させた国民的英雄、中村哲医師の暗殺事件が続きました。余りにも大き過ぎる一連の悲報に暮れた昨今です。今私達は世界平和の為に何が出来るか…?中村氏が遺した後姿から一人ひとりが何かを学び取り、その実践こそが目指した真の世界樹に繋がるものと思います。謹んで哀悼の意を捧げつつ。合掌
ゼクシィ編集部と共同で考案した新発想の間取りを新築賃貸マンションで具現化、2タイプの「理想の新婚部屋」が完成
程よい距離感が心地良い【猫っぽカップルの気まま暮らし】が叶う部屋/生活リズムが異なる2人へ【七夕カップルの愛ある家庭内週末婚】が叶う部屋
(株)リクルート「ゼクシィ」編集長 日置香那子(右)
伊藤忠都市開発(株)総合開発本部 見塩伸子(左)
伊藤忠都市開発株式会社(東京都港区、代表取締役社長:松 典男)は、結婚情報サービス『ゼクシィ』編集部と共同で考案した「理想の新婚部屋」の2つのプランを、新築賃貸マンション「クレヴィアリグゼ門前仲町」(本年2月竣工済、総戸数79戸)の一部住戸で具現化しました。
共働きの増加・リモートワークの普及・勤務形態の多様化で、新生活を始める新婚夫婦の家庭内での過ごし方は夫婦ごとに大きく異なり、結婚観の変化から「友達夫婦」や「週末婚」など夫婦が求める生活のスタイルやマインドも多様化しています。
そこで伊藤忠都市開発株式会社は、イマドキ新婚夫婦の理想や願望を叶える新発想の間取りを開発すべくゼクシィ編集部へ【理想の新婚部屋づくり】の協力を要請、両社で考案した約50㎡の4プランのうち人気投票(総数2,614票)で1位と2位になった2プランを、計画中であった新築賃貸マンションの一部住戸に採用しこのたび完成しました。
第1位『猫っぽカップルの気まま暮らし』が叶う部屋
LDK18.7帖
<想定した新婚像>
ずっとくっついていたいわけでなく、程よい距離感でさりげなくお互いを感じていたいというマインドを持ち、料理や掃除は協力し合って一緒にするが、持ち帰った仕事やスキルアップの勉強など1人で集中する時間も大切にしたい共働き夫婦。
<部屋の特徴>
相手が見え隠れするオープンシェルフで囲まれた寝室、腰かけてちょっと会話したり本を読んだりに使える「小上がり」など、さりげなく相手の存在を感じられる仕掛けが随所に。並んで朝の身支度ができる2つの洗面化粧台、ふたり一緒のお料理タイムを盛り上げてくれる一段高く設けた「ステージキッチン」、仕事や勉強に没頭したりケンカの後のクールダウンにこもれる「おこもりDEN」や、時には一人を楽しむ約8.5帖のロフトなど、程よい距離感でゆる~くひとつで過ごせる部屋です。
第2位『七夕カップルの愛ある家庭内週末婚』が叶う部屋
LDK14.0帖
妻の寝室
夫の寝室
<想定した新婚像>
例えば病院勤務医と国際線CAなど、休日や就寝時間など2人の生活リズムがバラバラなため、普段は物音や気配で就寝中の相手を起こさぬようお互い気遣いながら、貴重な2人同時の休日は夫婦水入らずで仲良くまったり過ごしたい共働き夫婦。
<部屋の特徴>
普段は相手に気兼ねなく過ごせるように、新婚なのに寝室はあえて分けました。各自専用の洗面台、収納、下足入も平等に設置。各自専用のロフトもあり、趣味の道具を広げっぱなしにしていても、ケンカの種になりません。貴重な2人同時の休日はLDKのリビングベッドでゆったりできます。
尚、第1位の『猫っぽカップルの気まま暮らしが叶う部屋』(略称:猫っぽプラン)は当面の商品研究活動に活用するモニター住戸とし、住まい心地のレポート報告や訪問調査などに協力頂けるモニターカップル1組を応募総数168組より選定しました。理想を叶えた部屋で暮らす2人の新婚生活の様子を本年6月より公開予定です。
2人の関係性やヒストリーにまで思いを巡らせ、願望やマインドで顧客像を分類するゼクシィ編集部の顧客設定手法は、今まで年代や職業などの属性情報で分類し顧客像を設定していた伊藤忠都市開発株式会社にとって斬新で多くの学びがあり、また、両社で考案した4つのプランに対しても人気投票の自由意見やモニター応募書類において数多くの共感の声やヒントを頂戴し、実り多い異業種コラボレーションとなりました。
伊藤忠都市開発株式会社は、今回の取組の成果やエッセンスを今後のマンションの商品企画に活かし、新婚のみならず、様々な夫婦の“理想の暮らしが叶う部屋”の提供を目指しています。
「猫っぽプラン」のモニター募集に168組の応募
伊藤忠都市開発株式会社は「猫っぽプラン」を商品研究活動に活用する期間限定モニター住戸とし、ゼクシィ編集部の協力を得て、実際に住んで住まい心地のレポート報告や訪問調査に協力頂けるモニター新婚カップル1組を募集しました。
◆一次審査では、“2人で幸せに暮らすことを誓う『宣誓書』”の提出を必須(書式自由)とし、「休日の料理と掃除は2人で一緒にします」「喧嘩しても外に出ず、おこもりDENにこもります」など、この部屋に共感された『様々な誓い』が届いています。
(以下は応募された168通の「宣誓書」のうちの一部です)
◆2次審査(22組)では、①「想い・意気込み」と、②「一日の過ごし方」を提出。
①「想い・意気込み」の提出例
②「一日の過ごし方」の提出例
◆ゼクシィ編集部との共同開発の過程やこだわり、実現までのエピソードを、ゼクシィ日置編集長と伊藤忠都市開発株式会社の見塩伸子氏の
「プロジェクト対談」をご紹介します。
ユニークなプロジェクト、誕生のきっかけは?
伊:最初にお声がけしたのは伊藤忠都市開発からです。マンションづくりを手掛ける中で、一番のターゲットが家族なのですが、そのスタートとしての新婚夫婦に視点を当てて住まいを考えてみようと。そこで、新婚時代の実像を一番理解しているゼクシィさんにお声がけしたというのが始まりです。
ゼ:とてもいい企画だと思いました。ゼクシィは結婚式に関する情報誌なので、そこから先の新生活の部分はまだまだなところもありましたので、今回とても良いお話をいただき一緒に始めさせていただくことになりました。
伊:最初に伺った時、ガチガチに企画書を作って行ったのですが、1ページ目を説明し終わったら、「いいですね」とお返事をいただき、とても判断が早いのでびっくりしてしまいました。(笑)
ゼ:近頃は結婚式より前に同棲する人たちも増えてきているので、そのタイミングからカップルに寄り添うことができるのはとても幸せなことだと思いました。「ゼクシィと組む」という理由が明確な企画であるかな、と。
「はじめてふたりが一緒に住む家は ずっと記憶に残ると思う」
このワードが2社の想いを繋ぎました。
ゼ:最初にどういう感じで部屋をつくっていくかという段階でカスタマー像を想像した時に、初めて二人で暮らす家って、たとえどんな小さい家でも、古い家でも絶対思い入れがあって、二人にとって大事な場所になるなと思って…。これはカスタマーへのアンケートでも高い支持を得ていました。
伊:どんな家に住んでも新婚時代の家は思い出に残る、この点は私たちの最初の協調点でしたね。それがよりいい時間になって欲しいと考え、ゼクシィさんと一緒に動き始めました。
ゼ:二人で初めて住む家をその二人ならではの色に染まったものだったり、面白いものだったりしたら、幸せ度はもっともっと上がるのではないかと考えました。
伊:最初にゼクシィさんから4つのタイプのコンセプトを出していただいたのですが、そこに行きつくまでの考え方がとても斬新で、刺激的でしたね。
ゼ:4つのタイプのコンセプトをプレゼンさせていただいたら、伊藤忠都市開発さんから「いいね!」と即答をいただいて。「スペックではなくてカップルのタイプとその暮らし方で切っていくやり方って、今までやっていなかったね」と。夫婦のスタイルとか、気持ちの熱さを企画に投影したのがゼクシィぽいと、すんなりと受け入れていただけたという感じです。
伊:通常、マンションのコンセプトは言葉や数字を積み重ねて考えます。ライフスタイルを考えるにしても「一緒にいる時間は何時間」とか、「食事は週に何回一緒につくるか」などとても固いのですね。ところが、ゼクシィさんからの最初のご提案がカップルのタイプで分けた4つのコンセプトでしたので、とても新鮮でした。
さらにその説明もSNSなどから写真を集めたイメージボードだったのです。たとえば、「ルームロマンスのカップルの過ごし方ってこんな感じです」「この二人が撮る写真はこんな写真」というように。「え、コンセプトシートってこれ?」ってとても驚きました。(笑)
「ラブラブとはつまりルームロマンス」、「程よい距離感、すなわち猫っぽ」…。想いは膨らみ、ユニークなプランへ。
ゼ:まず4つのチームを作ることから始めました。伊藤忠都市開発さん、ゼクシィ、設計会社さんからの4人ずつで4つのチームを結成。各チームがコンセプトから具体的なプランまで作り上げました。
伊:普段、仕事を進める上ではあまりプライベートなことは話さないと思いますが、今回はチームメンバー同士で「僕の場合は彼女とこうありたい」とか、「こんなに近いとケンカしちゃう」とか。「普段は照れて言えないけれど、こういう場所があったらありがとうとか素直に言えるかもしれないね」というような話をしながら進めていきましたね。
ゼ:4つのプランについては、例えばAタイプの「いつだってラブラブでいたい!」やBタイプの「程よい距離感で、ゆる~く一つが心地よい」などのテーマをゼクシィから各チームに提示しました。その上で、各チームがそれぞれにコンセプトワードを決めています。
たとえばAタイプなら「いつだってラブラブはルームロマンスってことだよね」とか、Bタイプなら「程よい距離感、それをすなわち猫っぽと言う」、Cタイプの「二人もいいけど、一人時間も大切、それを七夕カップルと名付けよう」と、それぞれのチームがブラッシュアップする中で行きついたワードです。
伊:ゼクシィさんから暮らしのワンシーンのお話をよくいただきました。「旦那さんが帰ってきたら一直線に走って行って抱きつきたい」とか、「たまには家でもデートしている気分でいられたらいいよね」とか、そんなシーンを限られた広さの中でどう実現していくかというのが、苦労した点でしょうか。
ゼ:まずLDKありきではなく、旦那さんに抱きつくためにまっすぐ走ってきたいから、まずは長い廊下があってとか、二人でデート気分になりたいから隠れ部屋みたいな部分があってとか。○○がしたいという二人の要望を叶えるためにはどんな間取りだったら面白いかというように、今までとは逆の発想で始まりましたね。
つかず離れず、自由に気ままに、仲良く暮らす
「猫っぽカップルの気まま暮らしが叶う部屋」。
伊:今回人気投票で1位になり、実際に作ることになったのが「猫っぽカップルの気まま暮らしが叶う部屋」です。これは正式名称で、プランづくりの最中は「猫っぽプラン」と呼んでいました。
このプランは、二人が同じ一つの空間にいるのですが、ちょっと物陰に隠れることもできます。時には一人になりたいけれど、でもお互いの気配は感じていたいという想いを叶えるおこもりDENがあったりします。
ゼ:それから部屋のセンターに一段高いキッチンがあって、全体が見渡せる。お互いの存在が分かる作りですね。
伊:実は、「猫っぽプラン」の丸いキッチンは実際に形にするのが一番難しいのですが、これが人気投票で一位になったことで社内でも議論になりました。
「いろいろなところが丸いけど、これ、本当に作るの?」と。設計事務所さんやゼネコンさんに確認しましたね、「できそうですか?」と。(笑)
ゼ:設計事務所の担当者が、当初は「これは無理。ここは難しい」とおっしゃっていたのですが、やっていくうちに楽しくなってきたみたいで。だんだん熱くなっていきましたね。プランが具体化していく過程で、みんなもどんどん本気度が高まっていったことをすごく感じましたね。
伊:プランづくりの上で、通常は長い生活の移り変わりにどう寄り添っていくかを考えるのですが、この部屋は新婚という一瞬にフォーカスしようと。結婚式で友人が作ってくれたものやウエルカムボードなど、結婚式の思い出にもう少し浸っていられるような時間や今後の未来について語れるような場所なども設定しました。
ゼ:新婚さんのお部屋「ならでは」感を大切にして、細かい仕様までこだわっています。棚ひとつとっても、ウエルカムボードを飾るための棚にはこの幅が必要かな、など細かいところまで考えていましたね。それから、「こんな二人になっていきたい」と、新婚の時ならでは未来の設計図を描いたりする未来ボードを設けたりしました。
伊:新婚という一瞬の時間だけを最大限に楽しむことができる仕掛けを作れたことは、賃貸マンションだからこそだと思います。
ゼ:この家が、これからの新婚夫婦に脈々と受け継がれていくといいですね。
伊:そうですね、常に新婚夫婦を迎える部屋みたいに。
ゼ:みんな1、2年で次の家へと巣立っていくというようなストーリーを持った家になれたら、うれしいですね。
お疲れさまでした・・・
【物件概要】
物件名称 クレヴィアリグゼ門前仲町
所在地 東京都江東区佐賀1丁目
交通 東京メトロ東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅徒歩8分
構造規模 RC造、地上12階建 総戸数 79戸、店舗1区画
間取り 1DK 77戸、1LDK 1戸、2LDK 1戸
参考
恋に関連した情報をご紹介いたします。リンク記事をご覧ください。
ZIPANG-3 TOKIO 2020 恋のくに~人想うまち 筑後~ 恋木神社「日本で唯一、恋命(コイノミコト)が御祭神」
https://tokyo2020-3.themedia.jp/posts/7194352/
ZIPANG TOKIO 2020「幻想的な祭・きつね火祭り 飛騨古川」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/3026132
ZIPANG-4 TOKIO 2020 ~ 主祭神は神武天皇の父 ~ 「日本民族の祖神誕生の聖地 ‘‘鵜戸神宮’’(1)」
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7390652/
ZIPANG-4 TOKIO 2020 ~ 主祭神は神武天皇の父 ~「絶景に刻まれた日本神話の世界・・・‘‘鵜戸神宮’’ (2)」
https://tokyo2020-4.themedia.jp/posts/7404403/
鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使
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読者からのご意見が届いておりますのでご紹介いたします。
『読者の声』
インテリアコーディネーターの資格取得を目指して猛勉強中(⁉偶然、外に出れなくなっただけでした)です。記事をみて益々やる気がわいてきました。インテリアコーディネーターにとって一番大切なものは何ですか?
(A)大変に難しい質問ですね~!勿論、やる気は大切だと思いますが…大切なものは沢山ありすぎて・・・それでも一つと言われると、私見ですが、やはり「住まい手の立場にたって、考えてあげることでしょうか」
現在勉強中なら、講師をされているIC(インテリアコーディネーター)の皆さんにも聞いてみて下さい。また、ICの資格試験を行っている(公社)インテリア産業協会の全国にある支部や認定のインテリアコーディネーターの団体(クラブや協会)で定期的にシンポジウムや講演会、セミナーを実施しています。東京の本部のHPからリンクが張ってありますので、お住まいの地域の協会支部やICクラブ(協会)のHPで確認してみて下さい。
『読者の声』
賃貸でこんな素敵なところに住めたら、外に出たくなくなってしまいますね、実は今年結婚の予定でしたが、オリンピック同様に来年に延ばしました。(まさか、オリンピックが中止になるようなことは⁉)どんなことが起きても結婚は致します!兵庫県にこんなのが出来ないでしょうか?計画があるようなら記事で取り上げて下さい。お願いします。
最近の結婚式やお葬式はこじんまりと身内だけで行うところが増えてきているみたいです。(結婚式場の方がボヤいていました)その分、家や家具やAI(人工知能)家電に投資する。
後は、新型コロナウィルスを退散させる特効薬頼みしかないのかな( ^ω^)・・・
『読者の声』
高校生です。あまり外に出れないので、家で父のパソコンでいろいろ検索していました。突然きれいなお姉さんが二人並んで出てきたので、何だろう、父の会社の人かな~と思い記事を読み始めたら面白くて、自宅学習そっちのけで見ていました。(専門用語を調べていたら時間がかかっちゃった・・・)将来は、旅行の関係のお仕事をしたいと思っていましたが、住宅のお仕事も夢があっていいな~と思っています。クラスの仲間にもツイートしておきました。早くみんなに会いたいな~
『読者の声』
「はじめてふたりが一緒に住む家はずっと記憶に残ると思う」
は確かにその通りと思いました。
個人的には二人で一緒に買った家もずっと記憶に残るのかなと感じております。
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