ZIPANG-4 TOKIO 2020 一生に一度しか咲かない花! 高さ6.65mの巨大な草、アガベ・サルミアナ・フェロクスが開花!【国立科学博物館 筑波実験植物園】

国立科学博物館 筑波実験植物園(園長 樋口正信氏)では、アガベ・サルミアナ・フェロクスが開花しました。34年間の時を経て今回が初めての開花です。見頃は2020年6月末頃までと予想しています。

これって草?
アガベ・サルミアナ・フェロクスは高さ6.65mに伸びています。


~~~✜✜✜~~~


ー新型コロナ菌肺炎のパンデミックに寄せてー

昨年、我国は皇室の御代替わりで年号も改まり、昨秋の奥ゆかしき即位式には深い歴史の重みに国民は改めて誇りをもち、2020オリンピック主催国日本は明るい兆しを求めて令和2年を迎えたばかりでした。その余韻も覚めやらぬ1月半ば、世相はいきなり急転直下…

目下、全世界が新型コロナ肺炎パンデミックに巻き込まれております。未だ対処方法も終息期も見出だせない状況下、各国で拡散し猛威を奮っております。

今、私達に出来ることはただ一つ。それはこの目に見えない新型コロナ菌に出逢わない事だそうです。その方法とは… "三密 " つまり密集、密閉、密接 を避ける事ですね。

当面は一人一人がその "三密 " を守りましょう。皆が心を合わせれば、コロナ菌は行き場を見失うのです。

どうか、世界各国が足並みを揃え、協力しあって一日も早く平和な日々が訪れますように。

編集局より

~~~✜✜✜~~~


筑波実験植物園について


概要

筑波地区には、筑波実験植物園(一般に公開)と標本庫(一般には非公開)があります。筑波実験植物園では、生きた多様な植物を収集・保全し、絶滅危惧種を中心とした植物多様性保全研究を推進しています。

収集保全している植物をもとに、日本および世界の様々な植生環境を再現し、植物の形態や生態の多様性を体験的に学習できるよう展示植栽を行っています。

自然の景観と植物多様性を凝縮した約14 万㎡の園内には、中部日本等の植物が屋外に植栽され、世界の熱帯や乾燥地、熱帯降雨林などを代表する植物を植栽した施設があり、心身に憩いを与える場としても工夫しています。

特に、日本を中心としたアジア地域の植物コレクションが充実し、植物学全般に関わる高度な学習および研究の場としてふさわしい環境を提供しています。

標本庫には150万点を超える標本を収蔵し、国内外の研究者に利用されています。
標本は分類群ごとに保管され、維管束植物標本庫には、種子植物とシダ植物約90万点の押し葉標本を、コケ類標本庫には約20万点の標本を収蔵しています。大型藻類は約3万5千点を数えます。

微細藻類の多くは、多種が混在した液浸状態で保管され、世界各地から採集された標本は4700点にのぼります。菌類は約21万点、地衣類は約15万点、変形菌は約5万7千点の標本を収集保管しています。これらの植物標本の適切な管理とさらなる活用を図るため、データベース化が進められています。


植物研究部

筑波実験植物園には研究組織として植物研究部があります。

植物研究部は、分子系統・形態・遺伝子解析を通じて、植物、藻類、菌類など、動物を除く全生物の多様性、系統および進化を明らかにする研究を以下の3つのグループで研究しています。

・陸上植物研究グループ [種子植物・シダ植物・コケ植物]
・菌類・藻類研究グループ [藻類・菌類・地衣類・変形菌類]
・多様性解析・保全グループ

その他、他研究部と横断的に取り組んでいる総合研究や特定のテーマに焦点をあてた重点研究をおこなっています。


園の全体図


W 世界の生態区

生態区は冷温帯から熱帯までの植生がみられます。屋外は日本の暖温帯から冷温帯までの植生で、4つの森林区、低木林、山地草原、砂礫地、岩礫地、水生植物の計9区画と、熱帯雨林、サバンナ、水生の3温室、およびその周辺に関連する外国の温帯植生が見られます。


H 生命を支える多様性区

今日、地球上に知られる約27万種の植物のうち、数万種の植物が私たち人類の生活に直接的に利用され、全ての種が生態系や光合成による空気の浄化など間接的に私たちの生活に関与しています。私たち人類の生命は生物多様性によって支えられています。

ここでは衣食住に利用される植物、ハーブや薬として利用される植物、文化や科学史上に登場する植物などを植栽展示し、生物多様性の重要性を社会発信しています。


アガベ・サルミアナ・フェロクスが開花

≪見ごろ:2020年6月末頃まで≫


国立科学博物館 筑波実験植物園(園長 樋口正信氏)では、アガベ・サルミアナ・フェロクスが開花しました。34年間の時を経て今回が初めての開花です。見頃は2020年6月末頃までと予想しています。


花芽が確認されたのが2019年12月。冬の寒さにも負けず、5ヶ月以上かけて伸びました。
はじめはゆっくりでしたが、暖かくなってからぐんぐん成長し、花序は現在、高さ6.65mに伸びています。


この株が当園にやってきたのは1986年、今から34年前のことだそうです。今回が初めての開花です。大切に守られ、育てられ、6月にようやく開花しました。たいへん見応えのある植物ですが、開花すると枯死してしまうそうです。

何もないと良いのですが⁉一日でも長生きすることを願っています。


アガベ・サルミアナ・フェロクス Agave salmiana var. ferox 

クサスギカズラ科リュウゼツラン属の1種。メキシコの乾いた草原に生えています。
株の直径は3m以上、花序は7~8mにもなる巨大な草です。筑波実験植物園の株の花序は現在、高さ6.65mに伸びました。 メキシコでは、プルケと呼ばれるお酒の原料として使われます。


筑波実験植物園


【開館時間】

9:00~16:30(入園は16:00まで)

【休 館 日】

毎週月曜日(祝日・休日の場合は開園)
祝日・休日の翌日(土曜・日曜日の場合は開園)
年末年始(12月28日~1月4日)

【入 館 料】

一般・大学生 320円
高校生(高等専門学校生含む)以下および65歳以上 無料

【所 在 地】

〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1(国立科学博物館 筑波実験植物園)

【問い合わせ】

029-851-5159(代表)



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県いしかわ観光特使



協力(敬称略)

国立科学博物館 筑波実験植物園
〒305-0005 茨城県つくば市天久保4-1-1 (代表)029-851-5159



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。



ZIPANG-4 TOKIO 2020

2020年東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。この機会に、世界の人々にあまり知られていない日本の精神文化と国土の美しさについて再発見へのお手伝いができればと思います。 風土、四季折々の自然、衣食住文化の美、神社仏閣、祭礼、伝統芸能、風習、匠の技の美、世界遺産、日本遺産、国宝等サイトを通じて平和な国、不思議な国、ZIPANG 日本への関心がより深かまるならば、私が密かに望むところです。

0コメント

  • 1000 / 1000